暮らしのなかの健康法万般。赤ちゃんからお年寄りまでの病気の解説・予防・治療法。食生活、食品、サプリメント情報…など、面白くてタメになる実用エッセイ。

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健康法

「年寄りの冷や水」は是か非か?


いろはカルタ。

昔はどこの家にもあり、正月遊びの定番だった。

「犬も歩けば棒に当たる」ではじまる「江戸いろは(犬棒カルタ)」の「と」は、「年寄りの冷や水」である。

意味は説明するまでもないだろうが、念のため字引きをめくってみた。

「年寄の冷水(体の衰えた老人が生水を飲むことから)老人に不似合いな危ういことをするたとえ。また、老人が差し出たふるまいをすることをいう。」=『広辞苑』第六版。

衛生環境のわるいところの「生水」に気をつけなければならないのは、老人だけではない。

また、「冷え万病説」を説く医師にいわせると、「冷や水」がよくないのはわかりきったことだろう。老若男女を問わず。

だが、水を飲むことの大切さは、それとは別だ。

年寄りだろうが、赤ん坊だろうが、水は「いのちの素」である。

なにも食べなくても、水だけ飲んでいれば3~4週間は生きていられるが、水を1滴も飲まなかったら4日で死んでしまう。

体の中の水分すなわち体液の量は、新生児は体重の約80%、成人男性は約60%、女性は約55%だ。

女性は男性よりも体に脂肪が多いので、そのぶん水分の割合が少なくなる。

そして年をとるにつれてしだいにへって、老人では体重の50%かそれ以下になる。

つまり人の一生を体液量の推移でみると、80%-50%=30%ということになる。

で、「老化とは乾燥の過程である」といわれる。

体の中の水分は、体温の調節、全身の組織への栄養と酸素の供給、組織からの老廃物の排出などの役目を果たしている。

体重の2~3%に相当する水分が失われると、体温上昇が目立ちはじめ、循環機能に影響が出る。

汗をかいたとき、それと同量の水を飲まないと、脱水状態を招き、体温が上がり、体力を消耗する。

ひどい場合は熱中症になり命にかかわる。

そこまでいかなくても、汗をかき、尿が濃くなると、尿路結石(腎臓結石、尿管結石、膀胱結石)ができやすい。

尿酸の体外への排出が悪くなるから痛風発作も起こりやすい。

どちらも中高年の男性に特に多い病気である。ゴルフのとき、コースへ出る前などは忘れずに水を飲んでおくべきだ。

炎天下、のどをカラカラにしながら(そのほうがあとのビールがうまい、などといって)、プレイに励むなど生命知らずの蛮勇といわねばならない。

水分の不足で意外と気がつかないのが、便秘、食欲不振、乳幼児の夏季熱。

水をたっぷり飲むようにしたら便秘が治ったとか、夜泣きする赤ちゃんに水を飲ませたら泣きやんだなど、よく聞くはなしである。

心筋梗塞や脳梗塞のような血管の詰まる病気が朝方起こりやすいのも、体内の水分不足が大きな一因といわれる。

寝ている間の発汗や不感蒸泄で体内の水分がへり、血液が濃縮し、血栓ができ、血管が詰まりやすくなるというわけ。

これを防ぐため夜寝る前と、朝起きがけに水を飲むように勧められる。

水分の摂取がきびしく制限される、ある種の腎臓病や心臓病の人を除いて、だれでも1日約2.5㍑の水分の補給が必要だ。

「年寄りの冷や水」の原句は、「年寄りの礼水(れいすい)」であり、後世の人が「礼水」を「冷水」と書き違えたか、「礼水(あやみず)」を「冷水(ひやみず)」と聞き違えたのだろうという説もある。

水のおかげで長生きできたのだから、水に礼をいわねばならぬという意味だそうだ。

国語学的にはどうか知らないが、生理学的には一理ある説だ。

水をきちんと飲めば、皮膚の老化も防ぐ。

これがホントの水もしたたるよい男、だ。


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「スポーツは体にわるい」?

◎過激な運動後の「オープンウィンドウ」

絶好の運動日和がつづいている。

にわかスポーツマンがどっとふえる季節だが、はまり過ぎちゃいけませんよ。

過激な運動のあとには免疫力が低下し、感染症にかかりやすいことがわかっているからだ。

アスリートが意外に風邪を引きやすかったり、だいじな試合の前に体調を崩したりしがちなのは、よく聞く話である。

なぜか? 

運動免疫学の専門家の説明は、こうだ。

激しい運動のあと、血液中の物質を測ると、「IgG値」と「NK細胞」の活性度が低下し、「インターロイキン6」がふえている。

IgGは、体内に侵入した抗原(病原体やウイルス・細菌など)に対する抗体として働く5種類の免疫グロブリン(Ig)のうちいちばん多いグロブリン(単純たんぱく質)だ。

NK(ナチュラルキラー)細胞は、白血球の一種のリンパ球の15~20%を占める細胞。

体のおまわりさんのようなもので、体内をいつもくまなくパトロールして、がん細胞の芽やさまざまなウイルスに感染した細胞をやっつけている。

NK活性が低下すると、感染症やがんにかかりやすくなる。

インターロイキン6(IL-6)は、免疫にかかわるたんぱく質=サイトカインの一種。免疫を抑制し、炎症を引き起こすので炎症性サイトカインと呼ばれる。

通常の状態ではIL-6はほとんど検出されないが、フルマラソンのあとの血液中では約100倍もふえることがあり、関節リウマチ患者の関節液中には著しく増加する。

IL-6の激増は、生体が酷使されていることの証拠といえる。

過激な運動のあとで生じるこうした血中物質の変動によって、免疫のはたらきが数時間から数日、一過性に低下した状態を「オープンウィンドウ」と呼ぶ。

感染症などに「窓を開けた」状態というわけだ。

実際、マラソンのあと参加選手の多くに風邪の症状がみられたり、感染症にかかるリスクが高まったりすることは、内外の研究報告でも確かめられている。

そうした過激な運動を長く続けていると、当然、寿命にも影響する。


◎体育系0Bは短命

こんな調査研究がある。

体育学部をもつある国立大学の卒業生の110年間の死亡者のなかから、生年と没年の明白な3113人を抽出し(戦死・戦病死、事故死などを除き)、体育系、文科系、理科系に分けてそれぞれの平均寿命を算出した。

結果、体育系=60.6歳、文科系=66.8歳、理科系=66.1歳だった。

「直接の死因についての資料はなかったが、体に重い負荷のかかる激しい運動を、長期にわたって続けた体育系卒業者が、他のグループに比べて短命なのは明らか」と、調査を行った研究者は話している。

なぜ、激しい運動が寿命を縮めるのか。

「ひとことでいってしまえば、運動によって酸素の消費量が増え、それにつれて体内に『活性酸素』と呼ばれる猛烈な毒が発生し、生体を傷つけることと、運動がストレスになることである」

基礎運動科学が専門の加藤邦彦・理愽(東京大学理学部)は、著書『スポーツは体にわるい』(カッパサイエンス=光文社)にそう記している。

同書には、運動量の増大によって生じる活性酸素が、老化・短命を促進すること、スポーツがストレスであること―が、多くの研究実験をもとに詳しく明快に説かれている。

過激な運動が健康長寿の妨害因子であることに異論を差しはさむ余地はないようだ。

反面、適度な運動が、免疫力を高め、感染症のリスクを減弱し、生活習慣病を防ぎ、健康寿命を延ばす大きな要因であることも事実である。


◎WHO推奨の「ニコニコペース」

では、「適度な運動」とは?

自分が出せる最大限の力(最大運動強度)の半分ぐらいの「ニコニコペース」が、よい。

それだと、筋肉のエネルギー源である乳酸の生成と酸素の供給のバランスがとれて、らくらく続けられる。

楽しく体を動かすと、エンドルフィンという快感ホルモンが脳内から分泌され、NK細胞の活性が上がる。

健康のための運動は無理せず楽しくやるに限る。

なお、「ニコニコペース」の運動は「荒川方式(アラカワメソッド)」と呼ばれ、WHO(世界保健機構)が推奨している。


菜食vs肉食、長命はどちら?

◎肉、食べるな!?

元気に長生きするのにいちばんだいじなことは? と聞かれたら、正しい食生活です。だれでもそう答えるだろう。

そこで古来さまざまな食事法が説かれてきた。

なかで、最もえんえんと信奉されてきた一つが「菜食長命」説で、これを裏返すと「肉食短命」になるので、しばしば両者の激突がみられた。

最近も、『長生きしたけりゃ肉は食べるな』と唱導する本と、『肉を食べる人は長生きする』と推奨する本が、ほとんど同時に出版されて話題になった。

「肉食べるな」の若杉友子さんは、桜沢如一氏などが提唱した「マクロビオティック(東洋の陰陽説による長寿法)」の流れを汲む食養生の指導者。

「日本人に肉は合わない」と断言している。

農耕民族の日本人は穀物菜食をしてきたため腸が長く、肉のカスが腸内に長く残り、腐敗し、さまざまな毒素が発生、血液が汚され、細胞のガン化を招いてしまう、と。


◎肉、食べろ!

「肉、食べろ」の柴田博さんは、東京都老人総合研究所副所長、桜美林大学大学院老年学教授を経て、現在は日本応用老年学会理事長。

「肉こそ長寿の秘訣」と強調する。

年をとっても体は新陳代謝をするので、体内では合成できない必須アミノ酸を多く含む動物性たんぱく質が欠かせない。

年をとればたんぱく質の合成能力そのものも落ちるので、肉をきちんと食べる必要がある。

「80代でなお元気盛んな人は、70代のときよりも1週間に肉を食べる回数が、むしろ多くなっています」と。

肉大好き人間としてはつい肉食派の肩を持ちたくなる。

えこ贔屓のついでに、もう少し引用する。

東京都老人総合研究所は、東京都小金井市などで、多くの老人たちを十数年間、追跡調査した。

それによると、ある種の信念によって、あるいは医師の指示によって、肉や魚をほとんどまったく食べないような食生活をしていた人たちが、最も早く亡くなったり、あるいは体力が弱って働けなくなったりしている。

肉も魚もよく食べる、牛乳もよく飲む―という人たちが、いちばん元気で長生きしているという。


◎明治の食事内容

昔の田舎のじいさん、ばあさんは、たいてい腰が曲がっていた。顔はしわだらけだった。

だがいまはめったにそんな人は見かけない。いまの日本人は寿命が延びただけではなく、若々しい。

これは労働形態が変わり、昔のように腰をかがめて長時間の農作業をするといったことがなくなったからでもあるだろう。

しかし、最大の原因は食生活が豊かになり、栄養がよくなったからだ。

明治以来、日本人の食事は、1日約2000㌔㌍というエネルギー摂取量は(戦中戦後の食糧難時代を除いて)それほど変わってない。

変わったのはそのエネルギー構成の内容だ。

明治の末期、日本人は1日平均で動物性たんぱく質を3グラム(12㌔㌍)、脂肪を13グラム(117㌔㌍)しかとってなかった。両方合わせて129㌔㌍、総エネルギー摂取量の1割にも達しない。

あとの大半のエネルギーは、大豆などの植物性たんぱく質がいくらかあったにせよ、米、麦、イモ類などの炭水化物(でんぷんや糖質)で補っていたわけだ。


◎長命と若さの最大原因

現在の日本人の動物性たんぱく質の摂取量は一日約45グラム(明治時代の15倍)、脂肪は58グラム(同4・5倍)。

早くいえば肉や魚を15倍多く食べるようになった。これが長命と若さの最大原因だ。

体格がよくなり、寿命が延び、腰が曲がらず、しわくちゃにもならなくなった。

東京都健康長寿医療センター長の井藤英喜先生も、こう話している。

「たんぱく質のとり過ぎはよくないとされていますが、高齢者へのたんぱく質制限は、長寿には結びつかないことがわかってきました。高齢者では、筋肉の減少が大きな問題になります。たんぱく質は筋肉減少の防止に大いに役立ちますから、十分に摂取することが大切です」

元気で若々しくありたいと思うのなら、肉も、魚も、卵も、そしてもちろん野菜も、バランスよく食べるべきだ。

ただし、脂肪のとりすぎは動脈硬化のもと。それだけはよくよく注意が必要だ。


がんのリスク ウォーキングで低下

ウォーキングなどの運動を習慣として続けると、身体能力が向上する。

男性が40~50歳に運動をはじめると体力が向上し、20~30年後にがんを発症するリスクが低下する。米バーモント大学が1万3000人以上の男性を対象に行った研究で明らかになった。


体力レベル高い=がん発症リスク低い

ウォーキングなどの運動を続け体力が高まると心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクが低くなることが、さまざまな研究で確かめられているが、運動はがん予防の効果も高める。

バーモント大学の研究には、46~50歳(研究開始当時)の1万3949人の男性が参加した。

研究チームは1971~2009年に、参加者に体力測定テストを受けてもらった。

トレッドミル(室内ランニグマシーン)で疲れるまで走ってもらい、心肺能力を測定し体力レベルを測った。

その後、がん検診を毎年受けてもらい、運動習慣や体力との関連を調べた。

1999~2009年に200人が肺がんと診断され、181人が大腸がんと診断された。

体力テストを実施した結果、体力レベルが上位40%の男性は、下位20%の男性に比べ、肺がんの発症リスクが55%低下し、大腸がんの発症リスクが44%低下することが明らかになった。

また、肺がんや大腸がんなどの診断を受けた男性でも、体力レベルが高いと、がんで死亡するリスクが32%低いことも明らかになった。

時速8kmの速度でウォーキングを続けていると、体力レベルは向上するという。

ウォーキングにランニング、水泳などを加えると、さらに効果的だ。


40歳過ぎたら運動を!

今回の研究では、40歳を過ぎたら運動を習慣として続け、体力レベルを向上させることが、20年後、30年後の健康に影響することが示唆された。

女性を対象とした過去の研究でも、運動を続けることで、乳がんや子宮がんの発症リスクが低下することが示されている。

がんを発症する原因のひとつとして、体内で増える活性酸素によって遺伝子が傷つけられることが考えられている。

運動を習慣として続けることで、その活性酸素から体を守る働きが高まることが知られている。

また、運動をすることで、血糖を下げるインスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」が改善することも、がんの予防につながる。

さらに、運動によって肥満が解消されると、体の炎症が抑えられ、がん細胞の発生や増殖を抑える免疫機能が高まると考えられている。

「がんを予防するために、体力を大きく向上させる必要はありませんが、運動は続けなければ効果を得られません。

ウォーキングなどの適度な運動を週に合計150分間以上(30分間の運動を週に5日以上)続けるべきです」と、研究チームのラコスキー氏は述べている。

(糖尿病ネットワーク┃メールマガジン●2015年11月号No.1)


腰みがき!

腰みがき10カ条

近年の研究で、腰痛の大半を占める非特異的腰痛(慢性腰痛症)は、体幹筋(背骨を支える筋肉)の機能不全によることがわかりました。


現代生活には体幹筋を甘やかし、腰部の負担を増大させる環境要因があふれています。


体幹筋の機能を回復する最良の方法は、能動的治療法(運動療法)です。


運動療法は、「患者が自分自身の体を使い、能動的に行う運動によって、障害を改善し、さらに機能を上げる治療手段」と定義されています。


平たく一言でいえば、体を動かして腰痛を治そうというわけです。


例えば、車を使わず歩いて買い物に行く、デスクワークの途中で席を立って大きな背伸びをするなどの生活行動も、広い意味での運動療法です。


それを意識的に行うために、日本整形外科学会が作成したのが「腰みがき10カ条」。


毎日の「歯みがき」と同じように、腰のケア(姿勢と運動)を生活の中に習慣づけて、腰痛を防ぎ・治そうという勧めです。


①背筋を伸ばす。

②おなかに力を入れる(立ち姿勢のとき)。③お尻をすぼめる(同)。

④ひざを軽く曲げる(同)。

⑤椅子には深く腰かけ、机に近づく。

⑥ひざを曲げて寝る。

⑦うつぶせで寝ない。

⑧ひざを曲げて荷物を持ち上げる。

⑨急に体をひねらない。

⑩毎日かかさず運動を。


─今日から早速どうぞ!


「秋バテ」&「秋やせ」

ようやく涼しくなったのに、「疲れがとれない」「体がだるい」「食欲がない」など体調不良の人...。

それ、「秋バテ」かもしれません。

昨秋、ウーマンウェルネス研究会が行った意識調査では、半数以上の53.8%の人が、秋に不調を感じています。

そのうちの9割が、夏の不調が回復せず、秋まで引きずっている人たちでした。

一方、夏には不調を感じず、秋になってから不調を感じる人は8.1%と少数派。

冷房の当たり過ぎや冷たい物の食べ過ぎで、体を冷やし過ぎて、体調を崩したケースがとても多いことがわかりました。

麻布ミューズクリニック名誉院長の渡邉賀子先生は、以下のように指摘しています。

「秋バテには、夏は元気に過ごしたのに秋になると燃え尽きたように不調が顕在化する<燃え尽き型>と、夏バテが回復せず秋まで不調を引きずる<だらだら不調型>の2タイプがあります。

昨秋は<だらだら不調型>が多数派でした。

秋バテのタイプは、その年の夏の気候や、個人の体力によって異なるため、どちらのタイプも注意が必要です」。

秋バテの体調回復は「体を温めること」。

温かい物を食べ、ぬるめのお湯にみぞおちから下をひたす、ゆっくり半身浴で体を温めましょう。

夏やせが続いている人はいませんか?

「やせ」は健康状態を推測するわかりやすい指標の一つです。

ダイエットしているわけではないのに、体重が減少してくるときには、どこか体に故障があるのかもしれません。

健診を受けてください。


強い足には冴えた頭脳

 五月!

 絶好のゴルフ日和にはグリーンを素足で歩こうと、足と靴の臨床研究で知られる医師が勧めている。

「靴や靴下を脱ぎ、はだしになり、足指で芝をつかむようにして歩くと、何ともいえぬ心地よさを感じるはずです。 

コースでそんなことをしたらマナーに反すると思われるようなら、ホールアウトのあと、クラブハウスまででも素足で歩いてみたらどうでしょう」

 はだしになって大地を踏みしめると、足の裏が鍛えられ、強いアーチの土踏まずが形成される。


頭にも体にも効く昼寝術

 昼寝の効用について述べます。

 連日昼夜兼行、寧日なき活動中のご一同からは、何たる太平楽な寝言! と叱られるかもしれない。

 が、そういう人たちにこそ積極的に昼寝をしていただきたいのであります。

 昼寝は絶好の健康法。

 このことを否定する専門家はいない。


寝禅=仰臥禅

 無精な使い回しをおゆるしいただくとして、寝禅のことをかいた旧稿を以下に─。

 寝転んで〝らくらく禅〟

「座禅」は、やったことのない人でも、その姿かたちだけならだれでも知っています。「座って行う禅の修業」です。

 これに対して「寝禅(ねぜん)」とか「仰臥禅(ぎょうがぜん)」というのがあります。

 文字通り仰向けに寝てやる禅のことです。


茶寿和上と百寿名医と三里の灸

 朝日新聞be版連載の日野原重明先生の滋味豊かなエッセー、毎回欠かさず敬読している。

 8月2日掲載の「108歳まで生きた先輩医師に学ぶ」で、「足三里の灸(きゅう)」を健康の極意とした「お灸博士」こと原志免太郎(はら・しめたろう)医師の話を読み、三昔も前の1982年1月、京都・清水寺に大西良慶和上を訪ねたことを思い出した。



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