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豆腐と前立腺がん

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 前立腺がんは、欧米では肺がんと並ぶ死亡率の高いがんだ。

 日本でも近年、非常に増えてはいるが、死亡数はまだそれほど多くない。

 しかし、ほかの病気で死亡した高齢の男性の前立腺には、かなりの頻度で潜在性がんが見つかっている。

 90歳以上の男性を病理解剖すると、ほとんど全例に前立腺がんが認められるという。

 50歳以上の男性の前立腺の潜在性がんの発生率を調べたデータを見ると、アメリカ人では約35%で、日本人では約22%。そう大きな開きはない。

 だが実際に症状が現れて治療が行われる前立腺がんの頻度は、アメリカ人では人口10万人当たりで約50人、日本人ではその10分の1以下とごく少ない。

 発生率はそれほど違わないが、発症率や死亡率には大差がある。

 このなぞを解くカギの一つが、日本人の常食、みそ汁、豆腐、納豆などの大豆食品に含まれるイソフラボンではないか─と、家森幸男・京都大学大学院名誉教授(人間・環境学)は、『長寿の秘訣は食にあり』(マキノ出版)に書いている。

 イソフラボンは、女性ホルモン様の物質といわれている。

 前立腺がんは男性ホルモンの作用によって増殖するが、女性ホルモンはそれと拮抗作用をする。

 イソフラボンは、女性ホルモンと同じ作用をして、前立腺がんを抑えるのだという。

 また、がんに向かって血管が育っていくのを抑える(つまりがんの増殖を抑える)、イソフラボンの作用を確かめた研究も報告されている。

 女性ホルモンは、動脈硬化や骨粗しょう症などの進行を抑える。

 だから女性の場合、脳卒中も心筋梗塞も骨粗しょう症も、女性ホルモンの分泌が低下する閉経以後に急にふえ始める。

 閉経後女性、前立腺世代男性、つまり中高年のみなさま。

 豆腐を食べよう!

 納豆を食べよう!

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