暮らしのなかの健康法万般。赤ちゃんからお年寄りまでの病気の解説・予防・治療法。食生活、食品、サプリメント情報…など、面白くてタメになる実用エッセイ。

バナー原稿 468×60 (140228)imp

皮膚の病気

「やけどにチンク油、ぬかみそ」は、絶対ダメ!!


冬はやけどの季節だ。

やけどの重症度は、深さと広さで決まる。

深さは、表皮のみの「第Ⅰ度」、真皮まで及んだ「第Ⅱ度」、さらに深い「第Ⅲ度」と分けられる。

広さ(面積)は、からだ全体の体表面積に対して何%にあたるかという比率であらわす。目安としては、手のひらの面積がその人の体表面積の1%に相当する。

治療は、やけどの広さや深さによって異なるが、どんな程度のやけどでも、応急処置としてはまず冷やすこと。

水道の水を30分から1時間ジャブジャブかけてしっかりと冷やし切る。

皮膚が赤くなっただけの「第Ⅰ度」の1%くらいのやけどだったら、それだけで治る。

衣服の上から熱湯をあびたら、服の上から流水をかける。

無理に服をぬぐと、衣服にくっついた皮膚が一緒にはがれてしまうことがある。

昔は、やけどをして医者に行くと、白いどろっとした塗り薬(チンク油)を塗られた。

医学の教科書にも載っている治療法だったから、いまでもお年寄りの内科の先生なんかだとやっているかもしれない。

だが、それをやられると、やけどの深さがわからなくなる。

本格的な治療の妨げになるだけでなく、カサブタができ、細菌感染を起こしやすい。

で、チンク油を落とす。これが痛い。

ネットで「チンク油」を検索すると、

「ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説 

チンク油 亜鉛華に等量のオリーブ油を混和したもので、やけど、できものなど皮膚の炎症の際に患部を保護するための油剤として広く用いられる」とある。

時代遅れの大マチガイといわねばならない。

『広辞苑』に「チンク油」が登場するのは、1983年発行の第三版から。

「チンク油 同量の酸化亜鉛と植物油(主にオリーブ油)とを混和したもの。収斂(しゅうれん)作用があり、皮膚の急性炎症に使う」という語釈は、2008年の第六版まで変わっていない。

やけども皮膚の急性炎症の一種ではあるが、やけどにチンク油は、ダメです。

医者に行くほどではない「やけどのくすり」となると、ぬかみそ、みそ、しょうゆ、食用油、ジャガイモの汁、キュウリの輪切り、アロエ、朱肉......まあ、じつにいろいろさまざまな家庭療法が言い伝えられている。

全部、ダメ! 

わざわざバイ菌をくっつけるようなものだし、治りも遅くなる。

とにかく「やけどの特効薬」は、水!

しっかり水で冷やしたあとでも水疱が残りジュクジュクしているときは、皮膚科へ。

そうしてやけどが治ったら、跡を残さないケアが大切だ。

それにはまずビタミンC。ビタミンCには色素沈着を抑える効果がある。

食事やサプリメントでの摂取のほか、ビタミンCのローションを塗ればより効果的。

大敵は紫外線。紫外線を浴びると、跡の色が濃くなる。

衣服などで紫外線からやけど跡を守ろう。

ともあれ、いちばんのだいじは「予防」。

ストーブ、魔法瓶、油料理......しっかり気をつけてください。とくにお子さまに!

ところで、「やけど」は、

〔広義では、危険なことにのめり込んで手痛い損害を受ける意にも用いられる。例「円相場で大やけどした」〕=『新明解国語辞典』というように比喩としてもつかわれる。

こちらのクスリは、金と時間と友情だろう。

むろん「予防にまさる治療なし」は、この場合もいえる金言である。


スポンサードリンク

爪と健康の関係

爪は健康のバロメーター

爪は、1日平均0.1㍉~0.2㍉伸びる。足より手のほうが速く、老人より若者のほうが速く伸びる。

爪母(そうぼ)と呼ばれる根元の部分から爪先まで伸びるには4~6ヵ月かかる。

その間の全身の健康状態が爪の色や形にあらわれる。だから「爪は健康のバロメーター」といわれる。

いくつか、例を挙げる。

指先がふくれ、爪が指を包むように丸みを帯びる「ばち指」は、指先が太鼓のばちのように太くなることからついた名前。

なぜそうなるのか発症のしくみはわからないが、すべての指がばち指になったら肺がん、COPD(慢性閉塞性肺疾患)など、肺疾患が疑われる。

原発性の肺がん患者の60%にばち指が現れるという。

ばち指は、ヒポクラテス爪、時計ガラス爪とも呼ばれる。そのような爪の変形が、肺の病気と関係があることを最初に発見した人がヒポクラテスであり、むかしの時計ガラスは中央がまるく盛り上がっていたからだ。

爪の先のほうが薄くはがれる「二枚爪」や、爪の中央がへこみ、スプーンのような形にそり返る「スプーン爪」は、貧血の可能性が大きい。

薄くはがれたり、反り返ったりするのは、貧血によって、爪に送られる鉄分と酸素が不足し、爪が薄くなり、骨のない指の横腹に加わる力を爪が支えきれなくなるためだ。

爪に横溝ができるのは、爪の発育をおさえるような刺激が、爪母に加わった証拠、つまり過去の病変を表している。

最も多いのは、腸チフス、猩紅熱(しょうこうねつ)、薬疹など、高熱のでる感染症や中毒である。

慢性の病気が一時的に悪化したときも横溝が現れる。で、爪の根元から横溝までの長さによって、障害のあった時期が推測できる。

爪が白く濁ってボロボロとはがれてくるのは爪の水虫だが、すべての爪が同時にそうなることはない。

すべての爪がほとんど同時に白く濁ってくるのは、慢性の肝臓病が疑われる。

慢性腎疾患の一つのネフローゼでは、爪に白い線が横に走る。

がんの一種の悪性黒色腫(メラノーマ)は、爪の色素沈着で始まることがある。

爪にできた黒い縦の筋の色が濃くなったり、広がったり、爪が割れてきたら、すぐ皮膚科へ─。

爪に縦のすじができるのは、皮膚のしわと同様、老化現象だ。

ところで、爪の根元のところに見える「爪半月(そうはんげつ)」が、くっきり出ているのは健康の証拠、出てないのは体のどこかに故障がある─という昔からの俗説は本当か?

答えは、ノーである。

爪半月の有無は生まれつき。高血圧症や糖尿病でも爪半月のハッキリしている人はいくらでもいる。

ただ、もともと爪半月があった人が、肺炎などの急性疾患で衰弱するとか、極度の栄養失調にかかると、爪母の細胞分裂に影響し、爪が伸びなくなり、爪半月が消えることがある。

このことから逆に「爪半月は健康の証拠」という俗説が生まれたのだろう。

だから一般論としては爪半月のあるなしを気にすることはないが、いままでハッキリ見えていた爪半月が急に消失したら問題─といえるようだ。


にせ水虫にだまされるな!

◎ホントの水虫は3分の2

水虫の季節。

皮膚科に駆け込む人がどっとふえているが、このさい、ハッキリ知ってほしいことは、足(ときには手)がかゆい、小さな水ぶくれができて薄皮がむける─といっても、その全部が水虫とは限らないということだ。

ことに足の裏にできたものは、だれでもすぐ水虫と考えがちだが、そんなことはない。

日本臨床皮膚科医会のメディアセミナーで聞いた話だが、「水虫です」といって来院した人の、患部の角質を採取し、顕微鏡で調べる「鏡検」を行ったところ、ホントに水虫だった人は3分の2で、3分の1は水虫ではなかった。

異汗性湿疹=汗疱(かんぽう)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、接触性皮膚炎その他、紛らわしい皮膚病はいくつもある。

そうした「にせ水虫」を水虫と思い込み、自己診断で水虫の薬を使うと、病気が治らないばかりか、かえって症状が悪化してしまう。


◎水虫が好きな環境

水虫の正体はカビの一種の白癬(はくせん)菌だ。

水虫の人の足からはがれ落ちた乾いた皮膚の中には、白癬菌が巣くっている。

屋内のあちこちに散らばった、その"水虫カビ"が別の人の足にくっつき、水虫をつくる。

もっとも、カビがくっついたからといって、だれでも、いつでも、すぐ水虫になるわけではない。

皮膚に傷がなければ、白癬菌が角質層に入り込むのに24時間以上かかる。

それまでに洗い流せば感染しない。

カビが繁殖するのには高温多湿の環境が必要だ。

蒸れてじめじめした状態が長く続いたとき、はじめて白癬菌はそこに根づき、水虫が発症する。

何日も風呂に入らなかったり、同じ靴下をはき続けたりすると、水虫の発症率はぐんと高くなる。

頑固な水虫もちの夫と何年も一緒に暮らしていても平気だったのに、パート勤めを始めたら水虫ができたという女性の例がある。

それまではいくら白癬菌がくっついても根づくことはなかったのだが、長時間、靴をはき続ける生活を始めたために白癬菌感染の条件が整ったというわけだ。


◎塗れば必ず治る!

昔は水虫に効く薬がなかったので、「水虫の特効薬を発明したらノーベル賞だ」といわれた。

いまはノーベル賞クラスのよく効く水虫薬がいくつもある。塗れば必ず治る。

だが、「皮膚科に行っても治らない」、「薬局で求めた薬を塗っても治らない」という人がとても多い。なぜか?

完全に治ってなくて再発したか、再感染したか、水虫ではなかったか―の、どれかだろうというのが、専門医の答えだ。

塗れば必ず治るといっても、1日1回、4週間きちんとつけないと完治しない。

2週間ぐらい塗ると、かゆみなどの自覚症状がなくなる。

そこで薬をつけるのをやめてしまうと、来年の夏、再発する。


◎民間療法全部ペケ

再感染の例も少なくない。

水虫の人のいる家庭ではそこらじゅうに白癬菌がばらまかれているし、温泉、サウナ、銭湯などの足ふきマットにも100%、白癬菌がいるからだ。

家族に水虫もちがいたら、足ふきマットやスリッパは共用しないほうがよい。

ただ、前記のように菌がくっついたからといって即、感染するわけではない。

毎日入浴して体を清潔に保てば、さほど心配はいらない。

薬局で買った薬が効かなかったのは、水虫ではない湿疹などを水虫と思い込み、水虫の薬を塗ったからだろう。

それだと治るはずがないし、薬にかぶれてかえってひどくなることもある。

市販薬にも医療用の薬と同じ成分が転用されているので、水虫だったら必ず効く。

薬局で買った薬をつけて、症状が軽快しなかったら「ニセ水虫」と断定してよい。

しかし、もし爪の水虫(爪白癬)があったら、それを治さないと、足の水虫も完治しない。爪の水虫には塗り薬が浸透しくいので、飲み薬を用いる。

爪が生え替わるまでの期間、およそ半年~1年の服薬が必要だ。

なお、水虫にもやけどと同じように「民間療法」がいっぱいある。

酢に足をつける。ニンニク、アロエ、ショウガ汁をつける。炎天下の砂浜を素足で歩く。ろうそくの滴をたらす。太陽光線に当てる。

全部ペケだ。


紫外線は「死害」線だ!

夏がきて、おてんとさまがフル操業し始めると、みなさん、下地の腹黒さがあぶり出されて皮膚の色も黒くなる。

つまらぬ冗談はともかく、夏は日焼けの季節。紫外線対策をしっかりやろう。

紫外線は、肌を日焼けさせ、しみやしわをつくり、皮膚の老化を進めるだけでなく、白内障や皮膚がんの原因にもなる。


◎紫外線の急性反応と慢性反応

紫外線障害には、強い直射日光に当たってすぐ現れる「急性反応」と、繰り返し紫外線に当たることによって現れる「慢性反応」とがある。

以前は、紫外線の急性反応は「日焼け」だけだと考えられていたが、いまはそれに「免疫抑制」が加えられている。

皮膚にはランゲルハンス細胞という免疫を担当する細胞があるが、これが紫外線に非常に弱い。

紫外線に当たると、全身の免疫力が低下する。

水着で何時間も日に当たって真っ赤になるとそのときから免疫が落ちて、その状態が何日間か続く。で、いろんな病気にもかかりやすくなる。

海水浴のあと、よく子どもが熱を出すのはそのせいだ。

健康な人でもそうなのだから、ましてご病人は強過ぎる陽射しは避けるべきだ。

   *

一方、紫外線の慢性反応は「光老化」とも呼ばれる。

若い人が日焼けすると、こんがりと色がついて健康そうに見えるが、その代償としてやがてしみ・しわなど皮膚の老化現象が現れてくる。

この皮膚の光老化は浴びた光の量に比例する。

紫外線は、さらに良性・悪性の腫瘍もつくる。良性の腫瘍は、脂漏性角化症といい、顔や手の甲などにできる老人性のイボのことだ。

悪性腫瘍(皮膚がん)は、日本人は白人に比べると50分の1以下と少ないが、これから増えるがんの一つといわれている。

まさに紫外線は「死害線」なのだ。


◎サングラス&サンスクリーン剤

紫外線は目にもよくない。

目のレンズに当たる水晶体が白く濁る白内障の要因の一つと考えられている。

若いうちから紫外線(UV)カットの眼鏡をかけるようにすれば、白内障予防に役立つだろう。

サングラスもかなり紫外線はカットする。

だが、あまり色の濃いサングラスだと、視界が暗くなるから瞳孔が開き、散乱性の光が入りやすくなり、かえって目が浴びる紫外線量が増えてしまう。

まぶしさを防ぐためにかける場合も、色の薄いサングラスのほうがよい。

特に車を運転する時は、濃い色や調光レンズのサングラスは避けたほうがいい。

濃い色のまま暗いトンネルに突入すると、一瞬、見えない状態になり、危険だ。

   *

とにかく、人間の皮膚にとっては、ほとんど悪いコトしかしないのが、太陽光線だが、モグラじゃあるまいし、全く日に当たらないというのも、どうかしている。

ま、光老化の主犯のUVB(中波長紫外線)が最も多い夏の正午前後の2時間ぐらいは、なるべく戸外に出ないようにする、といった注意をしたらいいだろう。

お勧めは、UVケア化粧品やサンスクリーン剤の使用。

SPF(太陽光線防御指数)5~6のものから30くらいのものまであり、数値が大きいものほど紫外線はよくカットするが、半面肌へののびなど使用感は悪くなるそうだ。

日常用と行楽用を使い分けたらどうだろうか。


 ●警告・注意!

カンキツ系の香料の入った香水やオーデコロンを肌にじかにつけたり、レモンパックをしたり、イチジクやセロリをたくさん食べたあとで日光に当たると、日光皮膚炎を起こしやすく、しみもできやすい。

それらに含まれるソラーレンという成分のせいだ。


水虫出タゾ!

水虫の正体

水虫の季節が始まった。

5月の第3週に入ると、皮膚科を訪ねる水虫の患者が増え始める。

そして8月前半まで上昇を続け、お盆を過ぎると急に減るそうだ。

足の病気の実態を調べる皮膚科医の集まり─JFW(Japan Foot Week)研究会が行った2000年と06年の調査で、足の疾患で最も多かったのは、真菌感染症(水虫とつめの水虫)で0年は40%、06年は49%だった。

真菌とは病気の原因になるカビのこと。

水虫の正体─白癬菌(はくせんきん)もその仲間だ。

白癬菌がつくる皮膚病には足白癬(水虫)のほか爪白癬(つめの水虫)、手白癬(手の水虫)、頭部白癬(シラクモ)、体部白癬(ゼニタムシ)、股部白癬(インキンタムシ)とある。最も多いのはむろん足白癬で64%、次が爪白癬21%、体部白癬7%、股部白癬5%と続く。白癬菌問題は、足の水虫とつめの水虫にしぼられるといっていい。

昔は「水虫の薬を発見したらノーベル賞」と言われた。

今の水虫薬はまさにノーベル賞もの。

塗れば(または飲めば)必ず治る。


水虫の薬

今の水虫の薬は、塗れば必ず治る。

ただし、1日1回、4週間きちんと塗り続けないと完治しない。

だが2週間ぐらい塗ると、かゆみなどの自覚症状がなくなるので、薬をつけるのをやめてしまう。

治ったつもりでいると、翌年の夏に再発する。

また、水虫ではない湿疹(しっしん)などを水虫と思い込み、薬局で市販薬を求めて塗る人がいる。

治るはずがないし、薬にかぶれてかえってひどくなることもある。

市販薬にも医療用の薬と同じ成分が転用されている。

薬局で求めた水虫薬をつけて症状が軽快しなかったら「ニセ水虫」と断定していいそうだ。

足の皮がむけたり、かゆかったり、小さな水ぶくれができたりして、水虫かな? と思ったら薬局に行く前に皮膚科を受診しよう。

健保が効く分、薬も安い。

つめの水虫も間違えられやすい。

つめの変形を起こす病気は扁平苔癬(へんぺいたいせん)とか尋常性乾癬などけっこう多い。

皮膚科医でないと正しい診断はできない。

これには「飲む水虫の薬」が非常によく効く。


 水虫の巣

「うつりそう 風呂の足ふき 飛び越える」という水虫川柳がある。

温泉、サウナ、銭湯などの足ふきマットには100%、白せん菌(水虫の原因菌)がいる、と渡辺晋一・帝京大教授。

「私たちは水虫菌に囲まれて生活しているといっても過言ではない。きちんと治療しても再感染しやすい」。

結果、日本人に5人に1人は水虫持ちだ。

 だが水虫菌に囲まれて暮らしながら、5人に4人は水虫ではない。なぜか?

「一つの理由は、白せん菌の感染力が強くないからです。

銭湯などのマットで足に菌がくっついても、サンダルやげたばきで帰ってくるうち、足が乾燥して菌が落ちてしまう。

温泉場でもそうです。

宴会などで素足でいると、菌はあらかたはがれ落ちる。

しかし温泉場は朝が危ない。

朝、温泉に入って、菌をくっつけた足を十分乾かさずに靴下をはき、日中ずっと靴をはいていると水虫になる。

もっと危ないのはゴルフ場。

シャワーを使ったあとすぐバスや車に乗ると、足を乾かす間がない。

ゴルフ場から帰宅したら、足だけでも洗い流すことです」。


帯状疱疹&帯状疱疹後神経痛(3)

痛みの刺激を伝えるしくみ

神経障害性疼痛の代表は帯状疱疹後神経痛だが、これと同じように末梢神経(中枢神経=脳・脊髄から分かれて全身にひろがる神経)が障害された痛みには、糖尿病性の神経障害、三叉神経痛、神経根の圧迫に伴う首や背中、腰などの慢性疼痛がある。

一方、中枢神経が障害された神経障害性疼痛には、脳卒中後の痛み、脊髄損傷後の痛みがある。

そのとき、神経ではどんなことが起こっているのか。

たとえば、帯状疱疹の炎症が治ったあとの損傷を受けた神経線維の上には、異所性ナトリウムチャネルやαアドレナリン受容体が発現する。

ナトリウムチャネル(ナトリウムの出入り口)とは、普通は神経の末端にあって、何か刺激が起きたときにそのチャネルが開いて、そこにナトリウムが流れ込んで、電気信号が脳へ送られる。

ところが、神経のケーブルの途中(異所)に、そのチャネルができたり、アドレナリン(副腎から分泌されるホルモン。神経伝達物質でもある)を受け取る受容体ができたりすると、そこが発電機になってしまい、ジリジリと痛みが出てくる。

そのほか、ケガをしたりすると、自律神経の一つの交感神経が、ものを感じる知覚神経の方へ枝を出して興奮させる。

自律神経というのは「自律」だから、勝手に興奮し、勝手に枝を出し、痛みを伝える神経を興奮させるので、何もないのに痛みを感じてしまうことになる。

痛みの神経ルートでめちゃくちゃ無秩序な混乱が起こっているわけだ。

それは帯状疱疹後神経痛にかぎらず、よくある例では、採血のときの注射針で腕の神経を突いたとか、手術のときに神経が切れて、そのあとそういうことが起きる可能性もある。


神経ブロック療法

帯状疱疹の重症例には神経ブロック療法やレーザー治療が非常に効果的だ。

早くからそれを行えば、帯状疱疹後神経痛は防げる。

薬物療法では、国際疼痛学会や欧州神経学会などの主要学会がプレガバリン(商品名リリカ)という薬を第一選択薬として挙げている。

この薬が、日本ではようやく2010年4月にまず帯状疱疹後神経痛の薬として承認され、10月により広い末梢性神経障害性疼痛の薬としても承認された。

世界的に第一選択薬として認められている薬を日本では長く使えなかったので、海外の学会などに行くと、

「日本はなぜ、帯状疱疹後神経痛の治療にプレガバリンを使わないのか」と聞かれる。

「まだ国が承認していません」と答えなければならない。こんな恥ずかしいことはなかったそうだ。

プレガバリンの作用機序(薬の効くしくみ)を簡単にいえば、神経系に分布しているカルシウムチャネルに結合して、カルシウムの流入を少なくして、神経の過剰な興奮を抑え、痛みを和らげる作用だ。

カルシウムチャネルの流通は、神経機能の維持にとって必要なものなので、完全に遮断してしまうのではなく、いくらか狭めて少し機能を弱くする。

リリカを飲んで、カルシウムの流入がセーブされると、興奮性神経伝達物質の放出が少なくなって、神経の過剰な興奮が抑えられるので、痛みが緩和される。

だからこれは飲んですぐ効く薬ではない。たとえば、頭が痛いときにセデスを飲んだり、ひざが痛いときにロキソニンやボルタレンを飲むと、わりとすぐに効いてくるが、リリカにはそんな即効性はない。

効果が現れるのに1週間ぐらいかかる。

脳に作用してパッと効くのではなく、興奮性神経伝達物質の放出を抑えて、神経の過敏な状態を落ち着かせる薬だからだ。

では、その1週間はどうしたらいいか。


世界的アルゴリズム

世界的に認められている末梢性神経障害性疼痛のアルゴリズム(問題を解決するための定型的な手法)は、帯状疱疹後神経痛のような痛みに対しては、まずリドカインのパッチを使おう、というものだ。

さっき異常なナトリウムチャネルができるといったが、リドカインは局所麻酔薬で、ナトリウムチャネル遮断薬なので、これを最初に使って、痛みを鎮めるというわけ。また、神経ブロックをしても、痛みは一時的に止まる。

そして、アルゴリズムの続きだが、リドカインパッチがダメな場合は、プレガバリン(リリカ)と同時に、ガバペンチン(抗けいれん薬)、抗うつ薬のTCA(三環系抗うつ薬)かSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)を使い、もう少し効果を強くしたいときは、トラマドールを含むオピオイド(非麻薬性鎮痛薬)の併用をしよう─というのが、全世界的に認められている末梢性神経障害性疼痛の治療アルゴリズムである。

抗けいれん薬やうつ病の薬が、なぜ神経障害性の痛みに効くのか?

ガバペンチンは、リリカとほとんど同じ作用機序をもつ薬であり、うつ病の薬が効くのは、脳内の神経伝達物質の分泌がふえるからだ。

神経伝達物質のセロトニンやノルアドレナリンが欠乏して、うつ病になると、痛みの伝達回路に異常が生じ、痛みを制御するしくみの調整が悪くなる。それがうつ病の痛みの原因である。

そうした薬とリリカでは作用機序が違うので、どちらか先に使ってみて、患者に合う方、副作用の少ない方にすればいいし、もし、片方で効かなければ、たとえば三環系抗うつ薬とリリカを併用する。

もう一つ、神経障害性疼痛は慢性の痛みなので、痛みだけではなくて、睡眠、気力といったものに影響する。

痛み以外に不眠、無気力、眠気、集中力の低下、うつ症状、不安、食欲不振といった症状があると答えた人はかなり多く、特に不眠の訴えは60%にものぼる。

しかしリリカを飲み始めると、1週間後からよく眠れるようになるという。


ペインクリニック

治療を受けるには何科を訪ねたらいいか。

帯状疱疹になったときに最初にかかるのは皮膚科だから、皮膚科に通っている人が多いが、適切な治療をきちんと受けるには、ペインクリニック(痛みの専門外来)を訪ねるのがよい。

帯状疱疹後神経痛はもとより、糖尿病の痛みやしびれなどの末梢性神経障害疼痛の人も、ぜひペインクリック(痛みの専門外来)を受診されるようお勧めする。


日常的注意

寒さや冷たさが、痛みを強くすることが多いので、冬には保温、夏はクーラーの冷たい風に直接当たらないようにする。

お風呂で体が温まると、血液の循環がよくなり、痛みが和らぐ。

3回にわたる「帯状疱疹&帯状疱疹後神経痛」に関する記事は、小川節郎・駿河台日本大学病院院長/同大学医学部麻酔科教授(当時。現在=同大学総合科学研究所教授。日本慢性疼痛学会理事長)にお話しいただいた、雑誌『壮快』2011年3月号のQ&A形式の記事「名医に聞く」を短くリライトしたものです。

小川先生の親切で有益なご教示に改めて感謝いたします。


帯状疱疹&帯状疱疹後神経痛(2)

帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹は治っても、一件落着とはならない例がけっこう多い。

発疹や水疱が消えたあとのきれいな皮膚に奇妙な激しい痛みが生じる。

「私、ここがものすごく痛いの」と訴えても、目で見るかぎり別にどうということはない。

そのため、周りの人に辛さをわかってもらえなかったり、この病気をあまりよくご存じでない医師には、「大したことはないよ」といわれたりする。

痛みのつらさに加えてもう一つ、別の苦悩が加わることになる。


リスクファクター

帯状疱疹から帯状疱疹後神経痛に移行しやすいリスクファクター(危険因子)をもつのは、どんな人か?

①高齢者(60歳以上)。

②皮膚病変が重症。

③急性期の疼痛が重症。

④神経障害性疼痛の症状の存在(アロディニア、知覚異常など)。

⑤免疫不全状態の存在。

最も多いのは、高齢者だ。

普通、若い人ほど比較的すうーっと治っていくが、年をとればとるほど、帯状疱疹後神経痛になりやすい。

50歳の人が帯状疱疹になると50%、60歳では60%、70歳では70%が帯状疱疹後神経痛に移行するといわれる。

男がなりやすいとか、女がなりやすいといった性差は、ほとんどない。

2番目と3番目は、帯状疱疹のときの皮膚の症状や痛みがひどい人。

これは神経がそれだけやられていることを意味する。

急性期の炎症、ウイルスによって神経が激しく損傷されて発症するのが、帯状疱疹後神経痛。神経がやられて起こる痛みだから「─神経痛」なのである。

4番目の神経障害性疼痛とかアロディニアというのは、奇妙な感じのさまざまな知覚障害のこと。アロディニアは「異痛症」とも呼ばれる。

普通の痛みではなく、ちょっと触っても飛び上がるような鋭い痛み、電気が走る、針で刺される、焼ける、ピリピリする...など、いろいろな表現を患者はする。下着が触れても痛いという人が多い。

5番目の免疫不全状態は、エイズ(後天性免疫不全症候群)、がん、糖尿病など。

体の免疫状態の低下した人は、帯状疱疹後神経痛に移行する可能性が強い。

これらのうち一つでもあれば要注意。

二つ以上ある場合は、急性期からの適切な疼痛対策が必須とされる。

帯状疱疹の症状には個人差があり、それによって神経損傷の程度も変わってくる。

急性期の激しい痛みを脳が記憶し、それが慢性の痛みにつながる。

帯状疱疹になったら、とにかく早く正しい診断と適切な治療を受けることが、最も重要だ。

体の片側に赤い帯状のブツブツが出てきて痛いときは、帯状疱疹に詳しい専門医の診察を受けるのが、病気をひどくしない心得の第一條といえる。


神経障害性疼痛

帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛の神経障害性疼痛は、神経が障害された痛みなので、普通の切り傷、骨折、火傷などの痛みとは、痛みの性質が違う。

体にはありとあらゆるところに神経が網の目のように張りめぐらされていて、その神経線維の1本、1本は、電線が絶縁体で覆われているように、髄鞘(ずいしょう=ミエリン)という被膜で覆われている。

ミエリンがウイルスに壊されて起きるのが、神経障害性疼痛である。

痛みの刺激は、電気信号で脳へ伝わるのだが、その電線の絶縁体が壊されて、電線同士がショートし、くっつき合ってしまう。

すると、インパルス(刺激を伝える神経の興奮)が神経から神経へ乗り移って、ちょっと触っても、脳は痛いッ! と感じる。

普通の痛みとは、痛みの伝わり方や性質が違うわけで、痛みの電気的短絡(英語ではエファブスという)が起こるのも帯状疱疹後神経痛の症状の一つである。

たいていは1~2ヵ月で治るが、1年以上続く人や、なかには10年以上も苦痛に耐えている人もある。

絶え間なく続くときもあれば、間が空くこともあり、寒さや冷たさが痛みを増強させる例も多い。


痛みの種類

痛みは、その発生機序(起こるしくみ)や性質によって、①侵害受容性疼痛、②神経障害性疼痛、③心因性疼痛の3種類に分けられる。

侵害受容性疼痛というのは、手を切った、骨が折れた、火傷をしたといったようなケガのとき普通に感じる痛み。

傷や炎症によって活性化される発痛物質が、侵害受容器(体を侵すさまざまな刺激を感受する器官、細胞)を刺激することによって引き起こされる疼痛─と定義されている。

肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)の痛みや関節リウマチの痛みなどもこれに含まれる。

神経障害性疼痛は、そうしたケガなどによって神経が壊されて、ケガが治ったあとも続く慢性の難治性の疼痛である。

神経の損傷あるいはそれに伴う機能異常によって生じる、さまざまな知覚異常を伴う痛みで、神経の損傷部位により末梢性と中枢性に分けられる。

心因性疼痛は、今日は会社に行きたくないなぁとか、学校に行きたくないなぁと思うと、おなかが痛くなるといった種類の痛み。

体のどこにも病変はなく(仮にあったとしても、それほど大きな痛みを伴うことは考えられない)、心理的原因による疼痛だ。

こうした痛みは、個々に独立して起こるだけではなく、重なり合って起こることもある。

たとえば、慢性腰痛や頸肩腕症候群(首、肩、腕、手指にかけての痛み、こわばり、しびれ、脱力感、冷感などさまざまな症状が起こる)などは、侵害受容性と神経障害性の要素が合併した疼痛の代表的なものだ。


治療法

痛みの種類が違えば治療法も当然、違う。肩関節の痛みとか関節リウマチなどは、ケガと同じ侵害受容性の、組織が壊れて、炎症が起こっている痛みなので、NSAIDs(エヌセイド=非ステロイド性鎮痛消炎剤)がよく効く。

しかし、神経障害性疼痛は、すでに炎症は治まっているのだから、これに対してNSAIDsのボルタレン、ロキソニンといった薬をいくら使っても効かない。

でも、実際の臨床の場では神経障害性疼痛なのにNSAIDsを処方されて、よくならない人が少なくない。

「先生、この薬、効きません」といっても、「それはあなたの気のせいだ」とかいわれて、気まずい関係になる例がままあるようだ。

ドクターショッピング、病院のはしごが始まることにもなる。

それから、がん性疼痛(がんに伴うさまざまな痛み)に対しては、いま一般的に強い関心がもたれ、プロモート(啓発運動)も盛んに行われているが、がん性疼痛の3割から7割は神経障害性疼痛なので、モルヒネや医療用麻薬だけではとれない痛みも少なくない。

それに対しては鎮痛補助薬の抗けいれん薬などが適している。

詳しくは、明日の「帯状疱疹&帯状疱疹後神経痛(3)」に─。


帯状疱疹&帯状疱疹後神経痛(1)

帯状疱疹

ある日、体の片側、胸とか腹とかに赤いぶつぶつが点々と出てくる。

水ぶくれができてチクチク刺すように痛い。

この「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」という病気は、昔からよく知られていて、全国各地に、つづらご、おびくさ、胴まき、たすき、へびたん...など、さまざまな方言がある。

古い話だが、サッカー日本代表のオシム監督が重い脳梗塞で倒れたとき、日本サッカー協会の川渕三郎キャプテンが帯状疱疹になって、心労のためでは...といわれた。そういうこともある。


原因

帯状疱疹は、皮膚に小さな水疱や膿疱(のうほう)ができる「ヘルペス(疱疹)」の一種。

原因は、子どものころにかかった水痘(水ぼうそう)のウイルスだ。

水ぼうそうが治ったあとも、そのウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)は体内の神経節に潜んでいる(潜伏感染という)。

そして、加齢やストレス、過労などが引き金となって、免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として発症する。


症状

初めは体の左右どちらか一方にチクチクするような痛み、あるいはピリビリする感じが起こり、しばらくしてその部分に赤い発疹が現れ、小さな透明な水ぶくれができてくる。

やがて水ぶくれが破れてただれ、かさぶたに変わる。

帯状疱疹という名のとおり、神経に沿って帯状に広がり、皮膚と神経の両方でウイルスが増殖し、炎症が起き、非常に強い痛みが生じる。

できるところは、胸から背中にかけてが最も多く、腕や腹部にもよくでる。

頭、顔、首などもわりあい発症しやすい部位だ。

顔面の三叉神経(眼、上あご、下あごの三枝に分かれる神経)に沿って出る帯状疱疹は、注意が肝要だ。

髄膜炎を誘発する恐れがあり、目の角膜炎や結膜炎を併発し、失明することさえある。こわい!

まれに耳鳴りや難聴、顔面神経マヒなどが生じることもある。ラムゼイ・ハント症候群と呼ばれる。


治療

このように症状の程度はさまざまだが、普通は、医師の指示に従って安静にしていれば自然に治る。

精神的あるいは肉体的に疲れているときに発症しやすいので、睡眠と栄養を十分とって心身の回復をはかることが大切だ。

なお、帯状疱疹は、通常は生涯に一度しか発症しない。

ただ、免疫がひどく低下している場合、再発することがある。

治療は、症状に応じて抗ウイルス薬(アシクロビル、ビダラビン、ファムシクロビルなど)、鎮痛薬、ビタミン剤などを用いる。

皮膚症状に対しては抗ウイルス薬の軟膏が効果的だ。

重症例には、局所麻酔薬を用いた神経ブロック療法(神経の伝導を遮断する治療法)が著しく効果的である。

水ぶくれを破ると細菌感染を起こして化膿しやすいので、破ってはいけない。

入浴も控えよう。

そうして治ると一件落着か?

それがそうではない例がけっこう多いのが、帯状疱疹のイヤなところで、そのあと「帯状疱疹後神経痛」というやっかいな病気に移行する人がある。

それについては、明日の「帯状疱疹&帯状疱疹後神経痛(2)」に─。


悩みの種と不快感

 ◎頭皮実態調査

 頭髪コンプレックスのせいか(いや、もはやそんなものからは脱却してるのだが)、秋深むころにはきまって「木の葉髪」という季語が頭に浮かぶ。

「冬の抜け毛を落葉にたとえていう」と俳句歳時記にはあり、冬の季語とされているが、気持ちにしっくりくるのはやはりいまごろだ。

 木の葉髪もうやり直しきかぬ日々 後藤綾子 

 持田ヘルスケアが全国の20~60代の男女1030人に行った「頭皮実態調査」によると、清潔感という面から日ごろ意識していること(複数回答)は、髪=81%、口臭=69%、体臭=66%、汗=62%の順。

 現代人の清潔感の二大要素は「髪」と「におい」のようだ。

 髪や頭皮について気にしていること・悩んでいることは、男性は白髪と薄毛で、女性は白髪に次いで髪型のスタイリングや髪の質感だ。

 だが、他人のことで不快に思ってしまうのは、男女ともに髪ではなく「頭皮のにおい」「ふけ」「べたつき(脂っぽさ)」で、他人の白髪や薄毛を不快に思う人は2~3%とごく少ない。

 他人に不快感を与えないためには、髪よりも頭皮のケアを重視しなければいけないようだ。


 ◎男は頭、女は顔

 20~60代男女を対象とした持田ヘルスケアの調査結果を繰り返すと、

 自分の白髪や薄毛は悩みの種でも、他人のそれを不快に思う人はごく少ない。

 他人について最も不快に感じるのは、頭皮のにおい、ふけ、べたつき(脂っぽさ)で、そのシチュエーションは、電車やバスなどで居合わせたとき=354件、そういう人が隣や目の前にいるとき=234件、人ごみの中にいるとき=210件と続く(いずれも1030人の自由回答)。

「電車やバスの中で隣の人から嫌な顔をされたら要注意! 髪ばかり気にして、頭皮をおろそかにしていませんか?」と、持田サンは注意を促している。

 髪と頭皮のケアに欠かせないのはシャンプーやリンスだが、それに使う1カ月の平均額は、男性=978円、女性=1215円。一方、洗顔料、化粧水、乳液、クリームなどの基礎化粧品のそれは男性=743円、女性=3422円で、これにファンデーション、口紅、まゆ墨などのメーキャップ化粧品を加えると、女性は頭よりも顔にはるかに多額の投資をしていることがわかる。


常識テスト

 クレンジングの常識テスト10問。

 1 クレンジングで毛穴の汚れも落ちる? 

 2 ノーメイクでもクレンジングは必要?

 3 メイク汚れは肌に負担になる?

 4 クレンジングは顔だけ必要?

 5 界面活性剤は肌に悪いから使ってはいけない?

 6 保湿剤でクレンジングしてもいい?

 7 クレンジングは帰宅後すぐにするのがいい?

 8 クレンジングするのが面倒なときはメイクをティッシュでふきとってもいい?

 9 メイクの色素が肌に残ると沈着してシミになる?

 10 洗顔のあとのしっとり洗いは必要?

 10問のうち〇は6と7の二つのみ、あとは全部×が正解だという。

 正解が五つ以下の人は「肌荒れ注意報発令」、六つ以上なら「クレンジング上級生」、全問正解は「免許皆伝」と美容皮膚科医の吉木伸子さん。

 では、メイク汚れとやり過ぎクレンジングはどっちが悪い?

「やり過ぎクレンジングが一番よくない。肌荒れやニキビなどの患者さんには、クレンジングが強過ぎる人がとても多いのです」



Page: 1 < 2 < 3 < 4  次の10件>>
TOPPAGE  TOP 
RSS2.0